kurukuru日記

日々の備忘録、育児メモ、たまに子連れ旅

ペルシャ猫を誰も知らない
実際にイランで頑張っているミュージシャン達がいっぱい出てくる。
僕らの聴く音楽と変わらない。驚いた。
しかし主人公の二人は撮影が終わった数時間後には海外に逃げています。
やはり西洋文化を否定しているんですね。
ペルセポリス」を思い出しました。
他のイスラム国と異なり見た目が白人でも、やはり宗教の違いは大きいですね。
とはいえ、どの国でも若者は新しいもの、刺激的なものに敏感。
こればかりは変えられません。
主人公の男の子はぼや〜としててどんくさいのですが、夢は「シガーロスに会いたい」。
僕も同じです。一気に親近感が湧きます。
もう一人の主人公の女の子は正直イライラします。
よくこんな子と付き合うなぁ。
ナデル?という何でも屋みたいな人がとても良い味出してます。
この人のおかげで成り立っている感がありました。
あっ映像もいい感じですね。
ラストもびっくりで面白かったです。


シチリア!シチリア!
ジュゼッペ・トルナトーレです。
巨匠といったイメージですが、まだ55歳。
ってことは「ニューシネマ・パラダイス」は30代前半で撮ったの?
まさに天才ですね。
ここ数作から、情緒的でのべ〜っとした感じかなって思っていたら、何とスピーディー。
主人公が監督自身なのでしょう、大好きな故郷、様々な思い出がめくるめく展開していきます。
そして相変わらずキャラクターの一人一人、エピソードの一つ一つの可愛いことといったら。
お気に入りは、スパゲッティの大食い大会?・・・素晴らしき哉イタリアです!
もちろん「映画が大好きだ〜」感も満載です。
さらにモニカベルッチの・・が見られるお得なシーンもあり!
ラストには??でしたが、それでも愛に溢れた、でも押し付けがましくない、そして「良くも悪くもイタリア人なんだなぁ」と思わせる、楽しい映画でした。
しかし大好きなことを仕事にして、大好きなものを人に見せられるなんて、本当にすばらしい人生ですね。